性差事変 平成のポップ・カルチャーとフェミニズム

  • 青土社 (2021年11月19日発売)
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感想 : 5

【書誌情報】
性差事変――平成のポップ・カルチャーとフェミニズム-
小谷真理 著
定価:2,860円(本体2,600円)
発売日:2021年11月19日
ISBN:978-4-7917-7421-0

◆ファンタジー・SF・ジェンダー
 きらめく都市空間の隅々に仕掛けられた、さまざまな魔法の網! それが罠、妄想と知っても潔く捨てられない……。一発逆転の「幸せ」を夢見て積み重ねられる現代の「シンデレラ・ストーリー」。今を生きるファンタジーやSF、アニメなど様々な時空を横断しつつ、混沌とした時代の欲望の形を模索する――。
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3610

【簡易目次】
1 「少女」の行方(キャロル狩り―鏡を通ってアリスがそこに見たものは;魔法使いは誰だ!?―宮崎駿とダイアナ・ウィン・ジョーンズ ほか)
2 クィア・リーディングとポリセクシュアル(腐女子同士の絆―C文学とやおい的な欲望、竹宮恵子『風と木の詩』を中心に;詩人の魂を秘めた幻視者―アーシュラ・K.ル=グウィン小伝付年表 ほか)
3 テクノロジーと世界の変貌(彼女のロボット―AIは性差の問題にどう切り込んだのか?;出産と発明―マッドサイエンティストのジェンダー論 ほか)
4 メタアイドルの時代(シャンブロウ、ヘア解禁―SFと女性性;ハルとミク―初音ミクあるいは、音楽するAIたち ほか)
5 ディストピアの現在形(もうひとつの、No Man’s Land―貴志祐介『新世界より』を読む;脳内彼女の実況中継―笙野頼子の反テクスチュアル・ハラスメント闘争 ほか)

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ:  367.X 家・性・老
感想投稿日 : 2021年11月29日
本棚登録日 : 2021年11月7日

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