思想としての仏教入門

著者 :
  • トランスビュー (2006年6月3日発売)
3.67
  • (3)
  • (5)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 60
感想 : 5
5

著者:末木文美士
装幀:高麗隆彦

出版社
http://www.transview.co.jp/books/490151041X/top.htm

【簡易目次】
はじめに  [i-iii]
目次 [v-xi]

1 いまなぜ仏教か
1 多様な仏教 003
2 さまざまな視座 009
3 方法としての仏教 011

2 歴史的概観
インド 015
中国 021
日本 026

3 テキストの森 
仏典の言語 029
仏典の成立 030
訳経 034
仏典の整理 038

4 解釈のパラダイム 
教相判釈 041
総合か選択か 046
大乗非仏説論 050

5 苦悩としての存在 
ブッダの出現 053
苦・無常・無我 055
縁起 060
涅槃 063
四諦 065

6 言語と存在 
存在の分析 066
ナーガールジュナの論法 069
言語と存在の議論 074

7 象徴としての世界 
神話的世界 079
密教の世界 083
密教の体系 086

8 心の深層 
三界唯心 093
唯識説 096
天台の止観 100

9 他者と関わる 
菩薩の精神 105
『法華経』の場合 110
『法華経』の展開 116

10 コミュニティの形成 
在家と出家 119
出家者の教団 121
大乗仏教と戒律 125

11 超脱の道 
禅と三昧 132
修行の段階と即の概念 134
頓悟と即身成仏 138

12 来世と救済 
世界の構造 145
阿弥陀仏と極楽世界 148
浄土教の展開 152

13 楽観論の陥穽 
仏身論の展開 158
如来蔵と仏性 161
日本における展開 166

14 差別と平等 
仏教の平等観 171
業と輪廻 174
一乗と三乗 180

15 思想史の中の仏教 
思想史の中の仏教 185
インドの場合 187
中国の場合 190
日本の場合 193


進んで仏教を学ぶ人のために 197
  何を学ぶか
  どこで学ぶか
  何を読むか
  いかに学ぶか

あとがき(二〇〇六年四月 著者) [205-206]
事項索引 [XII-XV]
書名解説索引 [VII-XI]
人名解説索引 [I-VI]


【目次】
はじめに  [i-iii]
目次 [v-xi]

1 いまなぜ仏教か
1 多様な仏教 003
  三つの大きな流れ
  東アジア仏教の多様性
  共通了解はあるか
2 さまざまな視座 009
  思想の視点から
  統一理念の終わり
3 方法としての仏教 011
  伝統批判の意味
  外来思想としての仏教
  常識の解体


2 歴史的概観 
1 インド 015
  ブッダの生涯
  教団の分裂
  大乗仏教の展開
  インドでの滅亡とチベットへの伝来
2 中国 021
  経典の翻訳
  隋・唐時代の発展
  浄土教と禅
  朝鮮の仏教
3 日本 026
  伝来と展開
  実践思想としての鎌倉仏教


3 テキストの森 
1 仏典の言語 029
  なぜ多様化したか
2 仏典の成立 030
  三蔵成立の経緯
  大乗経典の系統
3 訳経 034
  漢訳の三つの時期
  漢訳仏典の特徴
  チベットと日本の場合
4 仏典の整理 038
  整理と体系化
  大蔵経の編纂


4 解釈のパラダイム 
1 教相判釈 041
  矛盾をどう解消するか
  天台智顗【ちぎ、538- 597年】の教判
  華厳宗と禅の場合
2 総合か選択か 046
  空海の総合性
  最澄の二者択一
  専修という方向
3 大乗非仏説論 050
  今日の方法の先取り
  学問対信仰


5 苦悩としての存在 
1 ブッダの出現 053
  ウパニシャッドと異端の自由思想家
2 苦・無常・無我 055
  四苦と無常
  不変の実体はない
  ドグマとしての無我説の問題
3 縁起 060
  十二縁起の考え方
  輪廻は含まれるか
4 涅槃 063
  涅槃とはどのような状態か
  理想の境地の曖昧さ
5 四諦 065
  迷いと悟りの四つの真理


6 言語と存在 
1 存在の分析 066
  アビダルマ仏教の形成
  時間の連続性をどう説明するか
2 ナーガールジュナの論法 069
  『中論』の過激な論法
  無自性の立場と実践主義
  ニ諦説をめぐる議論
3 言語と存在の議論 074
  言語と体験
  禅の言葉
  二元論を崩す意味


7 象徴としての世界 
1 神話的世界 079
  大乗経典の神話的言語
  ブッダの神話化
  多数のブッダと三昧体験
2 密教の世界 083
  金剛乗の立場
  チベット密教のシンボル言語
3 密教の体系 086
  『即身成仏義』の体系
  曼荼羅の宇宙観
  三密と密教の意義


8 心の深層 
1 三界唯心 093
  出発点としての『華厳経』
  心を見る二つの方向
2 唯識説 096
  ヨーガから生まれる
  認識なくして実在なし
  アーラヤ識とマナ識
  悟りへの道
3 天台の止観 100
  『摩訶止観』の体系
  一念三千の理論
  悟りの実現


9 他者と関わる 
1 菩薩の精神 105
  ストゥーパ崇拝と在家信者
  平川彰説の検討
  「死せるブッダ」から「生けるブッダ」へ
  菩薩における利他の精神
2 『法華経』の場合 110
  迹門〔しゃくもん〕と本門
  『法華経』成立の三段階
  第一類の読み解き
  第二類の実践思想
3 『法華経』の展開 116
  日本での圧倒的信仰
  日蓮による革新


10 コミュニティの形成 
1 在家と出家 119
  原始仏教以来の教団組織
  守るべき戒律
2 出家者の教団 121
  サンガの構成
  入門儀礼
  サンガの生活
3 大乗仏教と戒律 125
  部派の戒律
  梵網戒と『四分律』
  国家仏教の時代
  最澄の真俗一貫の主張
  薄れる戒律の意味


11 超脱の道 
1 禅と三昧 132
  禅定の修行
  般舟三昧〔はんじゅざんまい〕
2 修行の段階と即の概念 134
  悟りの段階
  現世における悟り
  即と不二〔ふに〕の危険性
3 頓悟と即身成仏 138
  南宗禅の考え方
  ラサの宗論
  漸悟と頓悟の違い
  即身成仏の発想
  成仏の思想と葬式仏教


12 来世と救済 
1 世界の構造 145
  地獄・餓鬼・畜生
  修羅・人・天
  仏国土の構造
2 阿弥陀仏と極楽世界 148
  さまざまな浄土
  阿弥陀の誓願
  称名〔しょうみょう〕念仏の起源
3 浄土教の展開 152
  観想念仏と心の中の浄土
  悪人往生と絵解き
  法然と親鸞
  阿弥陀という他者


13 楽観論の陥穽 
1 仏身論の展開 158
  法身〔ほっしん〕とは
  真如のとらえかた
  三身〔さんじん〕説への展開
2 如来蔵と仏性 161
  だれでもブッダになれる
  東アジアの現実主義
  『起信論』の体系
3 日本における展開 166
  現実肯定の思想
  本覚思想の問題
  仏性論の見方


14 差別と平等 
1 仏教の平等観 171
  ラディカルな階級批判
  アンベードカルの仏教復興
2 業と輪廻 174
  差別の思想
  仏教の「業‐輪廻」説
  中国における神滅不滅論争
  業‐輪廻説をどう見るか
3 一乗と三乗 180
  最澄と徳一〔とくいつ〕の論争
  『法華経』における差別と平等
  仏教の女性観


15 思想史の中の仏教 
1 思想史の中の仏教 185
  インドと中国における過渡期の思想
  日本の独自性
2 インドの場合 187
  シャンカラの不二一元論
  なぜ過渡期の思想なのか
3 中国の場合 190
  仏教と道教
  朱子学と陽明学への影響
4 日本の場合 193
  受容から神仏習合へ
  神道の優越
  保持された影響力


進んで仏教を学ぶ人のために 197
  何を学ぶか
  どこで学ぶか
  何を読むか
  いかに学ぶか


あとがき(二〇〇六年四月 著者) [205-206]
事項索引 [XII-XV]
書名解説索引 [VII-XI]
人名解説索引 [I-VI]

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 180.仏教
感想投稿日 : 2015年2月4日
本棚登録日 : 2013年8月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする