激減四間飛車党の激増書庫
読書状況 読み終わった [2024年1月9日]
カテゴリ 900.文学

【書誌情報】
『やっかいな問題はみんなで解く』
堂目卓生 編 |山崎吾郎 編
定価2,200円(本体2,000円)
出版年月日:2022/12/10
9784790717737
4-6 256ページ
NDC:377
https://sekaishisosha.jp/smp/book/b615134.html

【簡易目次】
目次 [001-006]

序(堂目卓生) 007
  
第Ⅰ部 共創の作法
 第1章 やっかいな問題はどこから来て、どこへ行くのか  (山崎吾郎)22
 第2章 問題を問い直す――共創の始め方  (山崎吾郎・大谷洋介・戸谷洋志)46
 第3章 成解を導く力を身につける――学びの往還  (八木絵香・工藤充・水町衣里)68
 第4章 ネットワークをつむぐ――人と人とをつなぐ人の作用  (菅野拓)94
 第5章 社会イノベーションを教える――異文化協働体験とのかけあわせ  (辻田俊哉)116

第Ⅱ部 共創の現場
 第6章 +クリエイティブ――KIITOの実践  (永田宏和)140
 第7章 教育 × 地元学――ともに学ぶ十津川村の中学生と大阪の大学生  (上須道徳・立石亮伍)166
 第8章 アートが農村と出会うとき――アートプロジェクトの役割  (松本文子)188
 第九章 小さな声――弱さが担うまちづくり  (石塚裕子・今井貴代子)214

むすび(山崎吾郎) 239
  多様性のなかで学ぶ
  学ぶことと学び直すこと
  壁をこえ、問いを開く
  生きた探求の場へ

もっと学びたい人のためのブックガイド [247-252]
著者紹介 [253-254]
編者紹介・奥付 [255]


コラム
1 やっかいな問題(山崎吾郎)
2 化粧品における特定成分フリーをめぐる問題(山脇竹生)
3 「対話ツール」のデザインコンセプト(岩田直樹)
4 新たな荒野で、新たな生態系をつくる(田村太郎)
5 社会イノベーション教育とその実践から得た学び(大木有)
6 自分の半径500mをより良くする(和田武大)
7 「とつユメ」の贈りもの(向平眞司)
8 非線形の思考としての芸術(石川吉典)
9 地域に生きる「小さな声」の一人として(矢吹顕孝)

2023年10月7日

読書状況 読み終わった [2023年10月7日]
カテゴリ 370.教育

【書誌情報】
『出入国管理の社会史――戦後日本の「境界」管理』
著者:李 英美(1988-)
出版社:明石書店
ISBN:9784750355597
判型:4-6
頁数:288
出版年月日:2023/05/15

 帝国崩壊後、地方の現場は「他者」を分かつ境界をどのように立ち上げてきたのか。旧植民地出身者の外国人登録、大村収容所での釈放問題、「密航者」への地域のまなざしの三点を軸に、制度と現場の乖離に着目しつつ、戦後日本の移動管理の実態を考察する。
[https://www.akashi.co.jp/book/b625458.html]

【目次】
目次 [002-003]
凡例 [004]


序章 005

第一章 「境界」をつくる――植民地以後の人の移動とその管理 029
 1 外国人登録制度の形成期における身元証明と移動の管理
 2 一九五〇年代初頭における外国人登録事務の現場

第二章 「境界」の現場――地域における外国人登録事務の展開 051
 1 「外国人登録事務協議会」の発足
 2 外国人登録における地域の独自性
 3 成績優良職員の表彰

第三章 「境界」からの排除――朝鮮戦争前後の「密航」防止の取り組み 075
 1 戦後期の出入国管理網と「密航」
 2 一九五〇年代初頭の沿岸警備をめぐる治安実践

第四章 収容と送還のはざま――大村収容所の釈放問題を中心に 103
 1 対日講和条約発効後の在留権の再定位
 2 大村収容所の釈放事業と保護団体
 3 一九五〇年代における日韓会談中断期の人の移動問題

第五章 「境界」へのまなざし――戦後長崎からみた大村収容所 149
 1 戦後長崎と大村収容所
 2 児童による大村収容所「慰問」の記録
 3 収容所への視線――教室の体験から映画『日本の子どもたち』へ

終章 193


参考文献 [205-224]
註 [225-270]
あとがき(李 英美) [271-278]
初出一覧 [279]
人名索引 [280-281]
事項索引 [282-284]

2023年6月15日

・引用・参考文献リスト(アルファベット順)
[https://www.yuhikaku.co.jp/static/9784641002661/alpha_order.html]

2023年6月12日

【書誌情報】
マイノリティ・マーケティング ─少数者が社会を変える
著者:伊藤 芳浩
シリーズ:ちくま新書
990円(税込)
Cコード:0236
整理番号:1717
刊行日: 2023/03/07
判型:新書判
ページ数:240
ISBN:978-4-480-07540-6
JANコード:9784480075406

 「マイノリティ・マーケティング」とは、マイノリティ自身が、マーケティングの手法を用いて社会を変える、その方法のこと。ろう者を中心に、コミュニケーションバリアフリーを推進するNPO「インフォメーションギャップバスター」は、この手法によって、きこえなくても電話が使える電話リレーサービスの法制化や、東京オリンピック・パラリンピック開閉会式テレビ放送への手話通訳導入に尽力してきた。少人数でもお金がなくても、効率的に社会を変えられる、とっておきの方法。

この本の目次
第1章 聴覚障害という「見えない障害」
第2章 社会の課題×マーケティング
第3章 “変革事例1”ろう者にも電話を
第4章 “変革事例2”オリ・パラに手話通訳を
第5章 “変革事例3”パブリックコメントにろう者の意見を
第6章 “対談”「普通のあなた」とマイノリティが社会を変える―伊藤芳浩×駒崎弘樹(認定NPO法人フローレンス会長)
第7章 マイノリティが生きやすい社会にするためには

2023年4月19日

【書誌情報】
製品名 『論語』――孔子の言葉はいかにつくられたか
著者名 渡邉義浩
発売日 2021年02月12日
定価:2,090円(本体1,900円)
ISBN 978-4-06-522379-6
通巻番号 743
判型 四六
ページ数 308
シリーズ 講談社選書メチエ
NDC 123.83 経書

◆〈「古典」は創造される〉 儒家たちが己の思想の正否を賭けてテキストと格闘し続けた、エキサイティングな二千年の思想史!
 「子曰く」……孔子は本当にそう言ったのか? 春秋時代の弟子たちが残した師の言行は、口承で、あるいは竹簡や木簡によって紀元後に伝えられた。それはさらに時を経て、前漢から宋、江戸時代の日本に至るまで、儒教の思想家たちの強い意志と意図とともに編纂、継承され、ついに『論語』は東アジア最大の古典としてつくりあげられた。鄭玄、何晏から朱子までの儒家、江戸の伊藤仁斎、荻生徂徠らはあるべき聖賢の思想をいかに追い求めたか。
『論語』テキストの系譜を、ひとつの思想史として描き出す!

「本書が扱うものは、『論語』の形成過程と、朱熹の『論語集注』が成立するまでの解釈史である。しかも、そこで明らかになることは、『論語』とは、孔子の「ありがたい」言葉が収められているものではなく、長い歴史の中で、思想家たちの意図のもと孔子の言動は作られてきた、という事実である。それでは、『論語』を読むことに意味はないのか。そうではあるまい。『論語』などの古典は、時代や個人に応じて受け取られ方が異なるからこそ、時代を超えた普遍性を持って読み継がれてきた。『論語』も、それを手にした一人ひとりの思いに基づいて読まれてきた」(本書より)
[https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000348952]


【簡易目次】(※一部の漢字は非表示)
第1章 『論語』はいつできたのか―成立過程の謎を追う
第2章 孔子の生涯と弟子たち
第3章 孔子は『易』を読んだのか―『論語』の形成と「三論」
第4章 矛盾なき体系を求めて―鄭玄の『論語注』
第5章 「道」という原理―何晏の『論語集解』
第6章 継承されたものと失なわれたもの―皇侃の『論語義疏』と〓〓の『論語注疏』
終章 「古注」と「新注」―朱熹『論語集注』と江戸儒学
『論語集解』抄訳

2023年4月19日

 かなり具体的な職業紹介。
 余談:個人的な好みだが、巻末のブックガイドで挙げられた4冊のうち1冊にしか同意できない。さらに言うと、4冊すべてプログラミング入門書にするのではなく、業界や歴史や情報科学についての本を挙げる方がいいと思う。

【書誌情報】
著者 小杉眞紀
  吉田真奈
  山田幸彦
版型:B6判・144頁
定価:1500円 + 税 (10% 税込:1650円)
ISBN:978-4-8315-1592-6
Cコード:C0055
2021年発行
 
 21世紀に入って、それなしでは暮らせない人もいるほど身近になったスマートフォンは、それまでの携帯電話ではできなかった多くのことを「アプリ」によって実現している。そんなスマートフォンの「スマート」の部分を担うアプリケーションの開発・運用を行うアプリケーションエンジニアの世界を紹介。
[http://www.perikansha.co.jp/Search.cgi?mode=SHOW&code=1000001873&type=3&flg=]


【目次】
はじめに [003-004]
目次 [005-007]
手に取ってくれたあなたへ [008]

1章 ドキュメント サービスアイデアを実現するアプリケーションエンジニア 
  [ドキュメント1] サービスアイデアを実現するアプリケーションエンジニア[コミュニケーションアプリの新機能に取り組む(玉木英嗣さん=LINE) 010

  [ドキュメント2] 英語学習アプリの開発にかかわる(河津裕貴さん=リクルート定額制音楽配信アプリでチームリーダーとして働く) 022

  [ドキュメント3] 定額制音楽配信アプリでチームリーダーとして働く(佐々木尽さん=AWA)] 034

2章 アプリケーションエンジニアの世界 
  「アプリケーション」ってなんだろう? 048
  アプリの種類 054
  アプリケーションエンジニアってなんだろう? 062
  職場と働き方 068
  アプリケーションエンジニアとかかわる人たち 074

  [ミニドキュメント1] ゲームアプリの開発現場から(甲斐聖現さん=スクウェア・エニックス) 080
  [ミニドキュメント2] 画像加工アプリの運用現場から(伊藤暖伽さん=SNOW Japan) 088
  収入と生活 096
  将来性 101

3章 なるにはコース 
  適性と心構え 106
  資格や道のり 112
  養成機関について 118
  [ミニドキュメント3] 大学で学ぶということ(小林亜樹さん=工学院大学情報学部情報通信工学科准教授) 126
  就職の実際 132

【なるにはフローチャート】アプリケーションエンジニア [137]
なるにはブックガイド [138-139]
職業MAP! [140-141]

2023年4月12日

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