ヒトの性愛行動、繁殖行動が、他の類人猿、霊長類、哺乳類、動物とどのように異なり、どのように同じかを、ビーリャ(ボノボ,ピグミーチンパンジー)など霊長類研究者である榎本知郎が解いた本。
ヒトの妊娠成功率が10%前後なのは、他の哺乳類で類をみない低さであり、生殖管内の淘汰が非常に厳しい。など非常にかんがえさせられる。
また、性愛行動における包容やキスなどは、ヒト固有で、赤ちゃんとのコミュニケーションを模倣しており、これが他の霊長類とヒトを分けているのではないか?などの主張が、デズモンド・モリスなど西洋の霊長類研究者/人類学研究者と違った分析なのが面白い。
他にも、チンパンジーのペニスにはXXがあったり、メスの尿道はxxxしたり、第三性調という概念がある。など、知らなかったことが沢山。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
生物
- 感想投稿日 : 2017年11月11日
- 読了日 : 2017年11月11日
- 本棚登録日 : 2017年11月11日
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