山響呼 (KCx ITAN)

著者 :
  • 講談社 (2013年8月7日発売)
3.76
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本棚登録 : 164
感想 : 14
3

一つの話につき二人以上の主人公がいるような感じでした。モノローグも少なく、叙事的な映画やドラマのようでした。お話は、結末にむけて設定や思いが明らかにされていく感じで、ただ叙述するというよりはミステリーに近いです。
登場人物は、人間:人間以外が6:4くらいでしょうか。それぞれのキャラクターが自分の中の何かに気づき、一歩前に進むような話型です。
キャラクターの年齢や性別が偏っていないのが、この作家さんは人間や生き物そのものを愛しているんだなあ〜と感じられて良かったです。人が変わる瞬間、自分を受け入れる瞬間、物事の認識を優しいほうや明るいほうへ変える瞬間が好きなのだな〜と!
ただ全体的にテンションは低いです。漫画的に魅せ方で盛り上げる!とか、ここのどんでん返しはびっくりさせてやろう!みたいな、そういうことはないんだろうなと思いました(あってもそこまでのテンションではない)。ただ淡々と、お話を描写しているという感じでした。
もう少し説明が必要だったんじゃないのかとか、せりふの意味をととのえたほうがよかったんじゃないのかとか、少し思う部分もありました(そこは編集さんの仕事だとおもいます)。
画力がもっとあがって見やすくなれば、もっと良さが引き立つ様な気もします。素人考えなので全然わかりませんが!でも絵はもう少し見やすくていいかなと思いました。子供や動物がかわいかったです。

最初に収録の王様と魔女がいちばん好きでした。鳥さん(王様)かわいかったです。魔女側ももっと掘り下げてほしい!という欲求が最後まで残りました。もっとページ数があったらよかったのかな‥。王様、議長、魔女、が出てくるので、その三者のこともっとビシッと等量で描くか、王様だけにしぼるかしてもよかったのでは‥というか主題に関係ないわりに議長のシーン多いな‥と、議長好きな私は最後まで期待してしまいました(笑)。
表題作は、結論がよくわからなかったです。なんとなくいいたいことはわかる‥くらいの認識で読み終わってしまったので、逆に最後らへんのモノローグとかセリフはあの三分の一くらいで、わかる人はわかってくれ!!くらい絞ってもよかったんじゃねーかな‥と少し思いました(自分にリテラシーが無いがゆえです!!!)
うーん‥むずかしい漫画だった‥

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年8月17日
読了日 : 2013年8月17日
本棚登録日 : 2013年8月17日

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