「叔父さん、ぼくを猿と結婚させるなんてひどいよ!」夫となる少年のその言葉は、十歳の花嫁の心に傷を残した。結局儀式は進み、少年ドルーの妻に。相手は高貴な伯爵家の跡継ぎだと言われても、不器量な自分と紅顔の美少年が夫婦だと考えるのは耐えられなかった。彼は、おとなになったらまた会おうと言い残して、すぐに去り、その後十年の歳月が流れ、再会のときが訪れる。十年間なんの音さたもなかった夫の、気まぐれな帰還だったが、隠れた政治的な反乱分子の要因とがからまり、最後までよく組み立てて面白く読み終わることができました
読書状況:読み終わった
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ハーレクイン
- 感想投稿日 : 2012年1月11日
- 読了日 : 2012年1月11日
- 本棚登録日 : 2012年1月5日
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