3年間しか女子校に在籍しなかったからか、この本に出てくるような濃密な女子校ワールドの味はよくわからずに卒業してしまいました。
いや、正しくは周囲を冷静に観察できないままにというべきなのかもですが…。
浅いレベルの「女子校あるある」(牛歩的着替えで男性教師へ反抗、暑い時期はかなり酷い格好で授業をきく、等々)は共感できたけど、もっと深い”一種の闇”のようなエピソードは読んでいてちょっと気後れ気味に。
でも確かに中学や小学校から上がってきた友だちの話を思い返すと当てはまるようなこともチラホラ…。
さらにインタビュー記事に出てくる方々のお話(男子校出身の方のも含めて)もやや別次元のことのように思えたり。3年間が短かったのか、わたしが鈍感すぎたのか…。
自分の高校時代と重ねあわせてちょいちょい「???」となりつつも、なめ子さんの軽い毒をまぶした面白誇張表現がさく裂していてテンポよく読めました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
関心のままに
- 感想投稿日 : 2015年9月24日
- 読了日 : 2015年9月24日
- 本棚登録日 : 2015年9月18日
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