昨年夏、「著作1億冊突破記念特別作品」という帯コピーに魅かれて購入した一冊。
言わずと知れた「浅見光彦」シリーズで、「香水」をモチーフにしている。
随所に香水や調香師の世界の知識が織り交ぜられていて興味深く読めたけれど、何となく盛り上がりに欠けるような印象を受けた。
あとがきを読んで少し納得。
元々は、作者と応募原稿とのリレー小説という形で始まり、完成までに11年かかったそう。
そう考えると、年月もさることながら、ここまでまとめあげた作者の力量を思い知った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
内田康夫
- 感想投稿日 : 2010年1月29日
- 読了日 : 2008年10月13日
- 本棚登録日 : 2008年10月13日
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