マンガ学―マンガによるマンガのためのマンガ理論

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manybookさん 広告   読み終わった 

マンガとは、連続的芸術

人物は感情移入してもらうためにデフォルメしている

言葉とは、究極の抽象化

受動的(見て分かるもの)→能動的(読み取って理解するもの)

絵がリアリティから離れて抽象化していくと、だんだん能動的に見る必要が出てくる
いっぽう言葉も大きな字で、はっきり単純に書くと、それほど意識しなくても伝わってくるし、すぐに理解されるようになる。絵に近づく

    絵画的平面図形(抽象性)
        /\
リアリティ(具象性)ー言語(意味性)

部分的な感じから全体を捉える能力 補完

補完の種類
①瞬間→瞬間 型
②動作→動作 型
③主体→主体 型
④場面→場面 型
⑤局面→局面 型
⑥関係なし 型

伝統的な西洋芸術、西洋文学は、あまり道草を食わない。西洋文化は、目的地重視の文化。けど、東洋には、円環的、迷宮的な芸術の長い歴史がある。日本のマンガもその影響を受けている。つまり「目的地へ向かうこと」より「今ここにいる」ってことを大切にしている=<間>の芸術

コマ 
時間と空間を操る

コマによって閉じられなかった時間は、<時間>を超えて全体に染み渡っていく

描線
見えるものから見えないものへの変換作業こそが、文字の起源

芸術や言語は、どんどんシンボルを増やして成長していく

最初は絵文字。これが、だんだんと表す対象と似なくなってきて、どんどん抽象化されていき、最終的には、完全に抽象化された表音文字になる

背景も概念を表す重要な道具

見せてお話
絵画、文学とは違い「言葉といっしょに動く映像」がテレビや映画

①言葉中心型
②絵中心型
③両者中心型
④増幅型
⑤並列型
⑥モンタージュ型
⑦相互依存型

文章で細かく説明すれば絵ではいろいろな遊びができる。逆に絵で多くを見せてしまえば文章で遊ぶこともできる

言葉と絵を混ぜるのは、単なる足し算じゃない。錬金術みたい妖しい技だ


創造という行為のたどる道
①発想と動機
②表現形式
③文法
④構成
⑤技術
⑥外観

マンガはバランスの芸術

時間と空間による見事な二人三脚

レビュー投稿日
2012年7月15日
読了日
2012年7月15日
本棚登録日
2012年7月16日
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