シリーズ3作目。
どこか冷めた感じがあって自信なさげで、頼りなさそうな宇藤くんが、最後情熱に突き動かされて走り出す感じがよかった!
がんばれ!
君の書いた脚本のドラマ観たいぞ!

2024年4月2日

読書状況 読み終わった [2024年4月2日]

美味しいものは優しく心をほぐしてくれる。
美味しそうなお料理とお酒が出てきて読んでるだけで癒される。
宇藤くんもだいぶねこみち横丁に馴染んで、管理人の仕事が板についてきた。
最初は居心地悪そうだったのに、今はほんとにくつろいでていい感じ!
脚本家デビューも近いかな?

2024年3月28日

読書状況 読み終わった [2024年3月28日]

なんとも惹かれる場所、東京大都会の路地裏に美味しいご飯とお酒を出してくれるお店、昼間はバール、夜は本格的なバー追分。
そして個性的なねこみち横丁の面々。
追分とは分かれ道。
人生に迷い分かれ道に立ったお客様が美味しそうな匂いや、猫に案内されて訪れるお店。
心温まるお話だった。

2024年3月25日

読書状況 読み終わった [2024年3月25日]

五鈴屋創業百年を迎えて、シリーズ完結!
あの幼かった幸が還暦だなんて歴史を感じる。
特別巻上巻と同じく下巻も五鈴屋ゆかりの人物が語り手。
特にこれまであまり知らなかった八代目店主周助さんのこと、幸の妹の結のその後も気になってたから、今何をして、何を思ってるか知れてよかった。
シリーズ完結は寂しいけど、高田郁さんが、書きたいものがまだまだあると書いてらして、新たなシリーズが始まるのが待ち遠しい!
料理人、呉服屋商人に続いて、次はどんな人を描いてくれるのか楽しみすぎる!


2024年3月21日

読書状況 読み終わった [2024年3月21日]

タブローにかける情熱。
敗戦国日本に本当の豊かさ、本物の美術を見せれる美術館をと願い行動した人々の情熱。
胸が熱くなった!

パリには行ったことないけれど、若き田代の目線で芸術の都、パリにワクワクドキドキした!

直島の地中美術館でモネの絵を見てからモネが大好きになったけど、この小説に出てくるモネとモネの庭の描写を読んでますます大好きになった!
この衝動のまま今からモネの絵観に向かっているところ!

2024年3月13日

読書状況 読み終わった [2024年3月13日]

あと1ヶ月で地球が滅びて死ぬと決まったら、私は一体何をして過ごすだろう。
なるべく幸せな時間を過ごしたいけれど、私にとって幸せとは何だろう?
ずっとそれを考えながら読んだ。
絶望の中での希望、幸せ。愛とは?罪とは?
あと1ヶ月となったら、お金や権力なんかは必要ない。必要なのは愛だけ。

今もいつまでとはわかってないけれど、いつか終わりは来るのだ。
明日大震災が来て終わるかもだし、事故に遭うかもだ。
難しいのは期限がわからないから。
でも期限がわかって正気でいられるか自信がない。


2024年3月3日

読書状況 読み終わった [2024年3月3日]

なでし子シリーズ3冊目。
シリーズ最初の方のお伽話のような幻想的な雰囲気はなくなり、女子のお仕事小説のような感じになってきて、読み応えアリ!
応援したくなり、自分も一緒にアイデアを出して参加してる気分だった。
そして最後の方はキュンとしたり。
耀子の目覚ましい成長に胸が熱くなった。
続きはあるのかな?

2024年2月22日

読書状況 読み終わった [2024年2月22日]

まさか、まさか!意外な展開になってきた!
大人になっていくリョウカくんとヨウヨ。
2人の切なく素敵で夢のような想い出。
2人はどうなっていくの?!?

2024年2月15日

読書状況 読み終わった [2024年2月15日]

めっちゃ良かった!
続きが読めるなんて幸せ!
リュウカくん可愛いし、ヨウヨもこれからどんな大人になっていくのか楽しみ。

2024年2月8日

読書状況 読み終わった [2024年2月8日]

私は全くの文系人間なので、数学の世界は全くわからないけど、数学の天才、数覚のある人の見ている世界を想像させてもらえた。
ある種の天才がたどる、天才が故の孤独と狂気。
そういう人に畏怖の念を抱いてしまう。
天才は幸せなのか、とかそういう次元の問題じゃなくて、それはもう宿命なんだろう。

2024年1月26日

読書状況 読み終わった [2024年1月26日]

国母彰子の生涯は立派だった。
火事と病気が次々に起こり、
兄弟間で政権争いが激しい中、世の安寧を一心に願い続けた生涯だった。
先日から紫式部と藤原道長を主人公にした大河ドラマが始まったが、この小説の道長像とすごく違いそう。

2024年1月13日

読書状況 読み終わった [2024年1月13日]

平安時代を描いた小説にあまり馴染みがないので、名前の読み方とか色々難しくて最初読み進むのが遅かったけど、なんとか慣れてきて、人物の相関図もだいたいわかってきた。
12歳で入内してまだ幼かった彰子が、だんだんと成長して、一条天皇を支えたいと一途な想いで頼もしくなっていく様が健気で胸が熱くなる。
それにしてもこの時代の女の身分の低さ、親から物のように出世の道具にされる様は腹立たしい。親族間なのに争いが絶えず、怨霊とか怨念が信じられてて、それによる病や火災の多さにびっくりする。
身分が高くても、心安らかになる時がない大変な時代だったんだな。
紫式部が出てきて面白くなってきたので、下巻でさらに彰子が成長していくのが楽しみ。

2024年1月4日

読書状況 読み終わった [2024年1月4日]

青山さんらしい短編連作。
登場人物がどこかで繋がってて、最初と最後がうまく繋がる。
人との出会い、縁はは脆いもの。
だから大切に。
今私の何気ない、あるいは勇気ある選択が縁を繋げていく。
その先に場所と時代を超えて、自分の預かり知らないところで誰かと誰かの縁を繋げているかもしれない。
今目の前の縁もかつて誰かが繋げてくれた縁なのだということを気づかせてもらった。

2023年12月24日

読書状況 読み終わった [2023年12月24日]

30代の女性の本音が赤裸々に語られて、そうだよなーと共感する部分も多かったけど、それほどのめり込めはしなかったかな。
価値観の違う男女が出会って、ぶつかり合いながらも、自分とは違う部分を分りたいと思い、歩み寄る過程で成長していく。
人との出会いで成長はあるんだな。

2023年12月21日

読書状況 読み終わった [2023年12月21日]

自分のために仕事をする、確かにそうだ。
生きていくために仕事はしなければいけないけど、やっぱりそれだけではない。
自分1人で仕事をしているわけではないから、仕事をしていく上でいろんな葛藤がある。
特に女性は結婚や出産が絡んでくるとより複雑。
それでも、誰かのためじゃなく、自分のために仕事をする、結果それが誰かの潮目、誰かのためになってたりするんだなぁ。

2023年12月8日

読書状況 読み終わった [2023年12月8日]

生々しく五感にヒリヒリ訴えかけてきた。
美醜や魅力は姿型に無関係なんだと改めて思った。
性的に惹きつけられるのってなんなんだろう。
好き嫌いの好みの問題でもなく理性では抗えないもの。
命、魂で感じるもの。
全さんの圧倒的な魂の写真が見えるようだった。

2023年11月30日

読書状況 読み終わった [2023年11月30日]

素敵な便箋と封筒を買ってゆっくりお茶を飲みながら大切な誰かにお手紙を書いてみたくなった。
文房具を自分で選んで愛着を持って使うって、自分と誰かを大切にすることなんだなぁ。
老舗の文房具屋さんにゆっくり行ってみたくなった。

2023年11月24日

読書状況 読み終わった [2023年11月24日]

本x美味しいものなんて大好物で面白いに決まってると思って読み始めだけど、予想以上やった!
最後が気になって途中で止められず一気読み!
おかげで寝不足。
珊瑚さんのおっとりしたキャラと気の強そうな美希喜ちゃんのキャラの対比がよくて、語り部が交互になるのも良かった。
神保町もゆっくり行ってみたくなった。
続きもあるみたいで、楽しみで仕方ない。

2023年11月17日

読書状況 読み終わった [2023年11月17日]

この本を読み終わったちょうどのタイミングで著者のトークセミナーに行ってきた。
とても親近感がわいた。
いい悪いじゃない割り切れない、名前のない感情がすごくよくわかる。
何が正解かわからない、そもそも正解なんてないのかもしれない。
いろんな感情が混ざってどう表現したらいいのかわからないもどかしい気持ちのままで、
無理に割り切らなくてもそれでいいよなぁと思わせてくれる。

短編集だけど、なんとなくリンクしてる感じも面白い。

2023年11月11日

読書状況 読み終わった [2023年11月11日]

よく知ってる京橋や中崎町が出てきて嬉しかった。
古地図が好きな私は、昔はこんなんやったんやなぁと想像しながら読むのも楽しかった。
ルーのどぎつい大阪弁も軽快でスカッとするし、なんせ大阪大好きな私には大阪ほんま本大賞バンザイやった!
大阪人の人情や深さは今も失われずにあると信じたい。
家族に恵まれなかった2人やけど、真珠ねーさんとルーの関係が心温まり、羨ましくもあった。

2023年11月4日

読書状況 読み終わった [2023年11月4日]

冤罪ってほんとにあるのだろうし、なんの罪もない人が罪に問われることがあるのかと思うと、ほんと怖い。

2023年10月24日

読書状況 読み終わった [2023年10月24日]

私も博物館大好き!
私の推し博物館は国立民族学博物館、みんぱくだけど、この本の中にはなかった。
どれもこれも行ってみたい博物館ばっかり。
一つの物や事柄を探究している人に惹かれる。
しをんさんの小説「舟を編む」や「愛なき世界」のように。
しをんさんもきっとそうなんだろうな。
続編希望!
全国もっといろんな博物館を紹介してほしいな。

2023年10月12日

読書状況 読み終わった [2023年10月12日]

最近よく聞く多様性、ダイバーシティなどについて考えさせられた。
そうかー、私が想像すらしたことがない性癖を持ってて、それに悩んでる人たちって確かにいっぱいいるのかも。
私も知らず知らず正欲で人を傷つけてたことがあったかも。
何が正しくて、何が普通なのかよくわからなくなってきた。
そもそも普通なんてないんだな。

2023年9月29日

読書状況 読み終わった [2023年9月29日]

騙されないぞ!と身構えて読んだけど、えっ?っ何回もなり、真相が早く知りたくて一気読み!

就職活動、今思い出しても辛い日々だった。
もうあんな思い2度としたくない。
不採用なら、全人格を否定されたような気になる。
そんな人生でも特殊で異様な期間を思い出させてもらい、いかに就職採用試験が難しいか、考えさせられた。
人は多面体で、その人がどんな違う側面の顔を持ってるかはわからない。
意外な一面を見て、勝手に裏切られた気になったり、逆にギャップ萌えしたり。
本心はどうかわからない。
人はいくらでも上手く嘘をつける。
完全に善人もいなければ、完全に悪人もいない。
わかってはいるつもりだけど、ついつい一面だけを見て人を評価しがちになる。
それでも人を信じたいよなぁと最後の最後に思わせてもらえてよかったな。


2023年9月18日

読書状況 読み終わった [2023年9月18日]
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