風と共に去りぬ 第4巻 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2015年5月28日発売)
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本棚登録 : 361
感想 : 32
5

この巻は、歴史が少しずつ動いて、それに振り回される登場人物たち…という色合いが濃い。時代背景の説明はあるけど、さらっと読んだだけでは全部理解しきれず、もうちょっと理解する必要ありやなと思う。
今までの中で一番ドッグイヤーも少なめ。

スカーレットは策略でフランクと結婚して、タラにかかる税金を払って、製材所を買って、どんどん金儲けるぞー!というスタンスで毎日がんがん働く。あくまでもまだ19世紀やし、女性が自分の力で商いをするなんて、フランクが言うように「男勝り」でしかないと思う…笑

「わたしはこの世で一番大事なのはお金だとわかったし、神に誓って、お金のない生活は二度としないつもりなの」

でもやっぱりそんなスカーレットが私は好き( ´∀`) 新しい夫の前でこう言い放ち、有言実行できるところが尊敬!

…毎回おなじみのアシュリとのやりとりは今回もあったが、もうアシュリが辛気くさすぎてイライラした(-.-)
レットの言う通り、なぜいつまでもタラにいてスカーレットのおんぶにだっこ?しかも決めたなら北部行けよ!!いつまでスカーレットに世話になる気?そして製材所の仕事も役に立たないというひどい有り様…
まぁそれは、スカーレットがどんどん変わっていく様子を表現するために必要な描写なのかなと思った。生き延びていくためにはお金が必要!って感じて以降、読者としては「アシュリのこと好きやろうけど、それはもはや情なのでは?」と思うこともある。
そんなことよりもお金!って感じ(笑)

もう最終巻まできてしまった…あらすじ読んだが、すごい展開になっていくなあ!期待がふくらむ。。でも読み終わりたくない~。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2017年7月3日
読了日 : 2017年7月3日
本棚登録日 : 2017年7月3日

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