スピヴァク、日本で語る

  • みすず書房 (2009年4月25日発売)
3.67
  • (2)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 34
感想 : 5
5

いやー、すごい!圧倒された。

昔のやたら難しいスピヴァクのテクストから考えると、相当に読みやすい。といっても、分かりやすいわけではないが、とにかくさまざまな問題と真摯に格闘する姿がストレートに伝わってくる。

特に、講演後の質疑応答のなかで、日本人の研究者などから出される質問(問題意識を共有できる良い質問が多い)に対する応答がすごい。問題をはぐらかしたり、一般化したり、自分の知っている事に強引に話題をもっていくことなく、ちゃんとかみ合った答え、しかもとてもスリリングな答えが戻ってくるところが素晴らしい。

前書きとあとがきで、スピヴァクの日本ツアー(!)に同行した訳者のただならぬ熱気が伝わってくるが、本を読んでも、そのintensive というか、denseな体験が伝わってくる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年5月2日
読了日 : 2009年5月9日
本棚登録日 : 2017年5月2日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする