10年以上昔に買ったのだが、パラパラと絵を眺めるだけで、文章は読んでいなかったのだが、遅ればせながら、文章を読みながら、絵を眺めてみる。
古代ギリシャ・ローマ(一部それより古いのもある)から、中世、ルネサンス、ロマン、印象派、現代美術、ますプロダク商品やメディアに至る「美」の歴史。
思ったより、真っ当な美術史の教科書みたいな感じかな???
著者は、「美」という概念が時代とともに変化し、相対的なものでしかない。今の時代において、美の基準はなく、「完全なるシンクレティズム(諸説混合主義」)に降伏するしかない」ということ。
と言っても、これはやっぱ西洋(特に西欧)の美の歴史ですね。確かに美の概念は変わるのだけど、日本人的には、ある種の共通性もある気がしてしまう。
これを世界レベルでやったら、より美の概念の相対化が進むのか、なんかよりダイナミックな何かが出てくるのか。
もちろん、それをエーコに求めても仕方ないのだが。。。。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年4月7日
- 読了日 : 2018年4月7日
- 本棚登録日 : 2018年4月7日
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