おおぅ…
おおおぅ…
お、驚きの急展開…!
ついに、尚哉が子供の頃に迷い込んだ死者の祭りに「帰っていく」のだ。
この際、第一章の百物語の夜はすっ飛ばしてしまいまして、第二章についてだけ。
尚哉は、高槻と佐々倉と共に、嘘を聞き分ける耳になった「死者の祭」の真実を探るべく、長野の旧小山村に赴き調査をする。村は過疎化し、廃屋も多い。かつての祖母の家で出会った中村のじいちゃんは、尚哉の耳の異変に気づき、「帰れ!早く!」と追い払うように言う。
それでも調査を続ける一行。広場に青い提灯が吊るされる中、境内の石段を下りる途中で尚哉の耳にたくさんの声が聞こえてくる。石段を踏み外した尚哉は、助けようとした高槻と共に、死者の祭に足を踏み入れていた…。
取り囲む死者たちがこわい!いきなりホラーな展開。
中村のじいちゃんから明かされる村の祭のこと。
死人を管理する山神様に、生きている子供を連れて行かれないように、盆踊りを表と裏に分け、脈々と続けてきたこと。
高槻は、死に向かう道で、走馬灯のように過去の出来事を思い出していた。
しかし、突如彼に異変が起きるのだ。
"お前は思い出してはいけない。約束違反だ"
…今巻はすごい気になるところで終わりましたね!
健ちゃんも、いきなり目の前で二人が消えて、探しても探しても見つからないのは恐怖だっただろうな。しかもほっとした後にまた別のショックがくるし。
普段の高槻先生なら、「えぇー!僕本当に、本物の怪異に出会ったの?それを忘れちゃうなんて!」と歯噛みしそうだけど、さすがに事が事だけにそんなノリでは済まされないか?
次はついに、高槻先生の怪異に迫っていく内容になる気がする…!
- 感想投稿日 : 2021年4月23日
- 読了日 : 2021年4月23日
- 本棚登録日 : 2021年4月23日
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