図書室の海 (新潮文庫)

3.26
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本棚登録 : 7547
レビュー : 738
著者 :
マリモさん ミステリー   読み終わった 

恩田陸さんには珍しい短編集。
六番目の小夜子の番外編「図書館の海」、夜のピクニックの番外編「ピクニックの準備」、理瀬シリーズの番外編「睡蓮」を収録。
でも他の話も、解説で「恩田陸の予告編コレクションのような性格を持っている」と言われてるみたいに、何かの本編の番外編みたいに読めて面白かった。

上記の3つ以外でのお気に入りは「オデュッセイア」。
旅をする町「ココロコ」のお話。ココロコが人々を見る目が優しく温かい。
ジブリなんかで映像化しちゃえるんじゃないかと思ったけど、きっとハウルの影響だろうな~(笑)

あとは「茶色の小瓶」
まだ書かれていない(と思われる)本編が楽しみになるようなお話。
事故の応急処置を的確に行った会社の同僚に興味をひかれ、彼女の過去を調べていくうちに、彼女が看護学校を卒業していることを知る。彼女のロッカーには、大切そうにしている茶色の小瓶があって…
というお話。
最後はちょっとぞっとする。

初めて恩田陸さんを読む人は、とりあえず他の作品から入った方がいいけれど、ある程度読んだよ!という人にはお勧めです。

レビュー投稿日
2012年12月19日
読了日
2012年12月11日
本棚登録日
2012年12月11日
3
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『図書室の海 (新潮文庫)』のレビューへのコメント

九月猫さん (2013年2月15日)

マリモさん、はじめまして。九月猫と申します。
フォローしていただいてありがとうございます。


『オデュッセイア』の「ココロコ」、わたしもハウルを思い出しました。
ココロコは「町」で規模が大きそうだし、まだ描かれてない歴史も込みで映像化したもの観てみたいですねー。
『茶色の小瓶』や『イサオ・オサリヴァン』などの本編も気になるところ…。
(どちらもまだ本編は書かれてないのですよね?)

恩田さん作品はまだあまり読んでいないので、マリモさんのレビュー参考にさせてくださいね。
もちろん恩田さん作品以外も!
レビュー楽しみにしています♪

マンガ棚のほうもちょこちょこ覗かせていただいてます。
これからどうぞよろしくお願いいたします(^-^)

マリモさん (2013年2月16日)

九月猫さん、初めまして!
こちらこそフォローしていただいてありがとうございます。

ココロコ、九月猫さんもハウルを思い出したんですね♪
共感してくださる方がいてうれしいです。
他の作品も、本編があれば読みたいなぁと思う、面白い1冊でした。
(茶色の小瓶、イサオ・オサリヴァンもたぶん本編はまだですねー。恩田さんの頭の中にはあるのかも??)

恩田さんは著作が多く、昔から少しずつ読んでいるので、どれを読んだのかわからなくなるときもあります(笑)
ブクログにのせていないものの中では、常野物語3部作(光の帝国、蒲公英草子、エンドゲーム)が好きです。もしまだでしたらお時間あるときにどうぞ!

私も九月猫さんの本棚を参考にさせていただきますね♪
これからもどうぞよろしくお願いします。

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