りかさん (新潮文庫)

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本棚登録 : 4426
レビュー : 487
著者 :
マリモさん 日常系ファンタジー   読み終わった 

りかちゃん人形が欲しくって、おばあちゃんにりかちゃんがほしいとねだったようこ。
でもおばあちゃんから送られてきたのは、純和風な市松人形だった。
すっかり落胆するようこだったが、おばあちゃんの指示にしたがってりかさんのお世話をすることにする。
りかさんにはようこと話をしたり気持ちを和らげる不思議な力が宿っていた…。

何年か前にからくりからくさを読んで、いつか読もうと思っていた『りかさん』。
先にこちらを読んでおくべきでした。
ようことりかさんの出会いから、人形にまつわる謎解き、草木染めの道に進むきっかけ。
市松人形って怖くて苦手だったけれど、りかさんには癒されてしまいました。
でも人形のお話を読むと、私が小さいときに毎日遊び、今はもう箱にいれて眠らせるだけの自分の人形を思い出し、後ろめたさも感じてしまうのだけど。

からくりからくさの後日談にあたる、ミケルの庭もよかったです。こちらはむしろ、からくりからくさのあとに読まないと。
マーガレットの娘ミケルを、マーガレット不在の中、三人で育てているお話。
大変で不安で、頼りなくて可愛くて見つめているだけで幸せになる赤ちゃん。
インフルエンザをうつしてしまったと後悔でいっぱいになる紀久が辛かったです。ミケルが息を吹き返したときは心底ほっとしました。

レビュー投稿日
2013年1月5日
読了日
2012年12月30日
本棚登録日
2012年12月30日
3
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『りかさん (新潮文庫)』のレビューへのコメント

まろんさん (2013年1月6日)

日本人形が怖くて、おばあちゃんが雛人形を買ってくれると言ってくれた時大泣きした私ですが
この本を読んで、りかさんみたいなお人形だったらぜったいほしい!と思いました。
ミケルの庭の、三人の暮らしぶりもとても素敵で
赤ちゃんにあわあわする三人がとても愛おしく思えました(*'-')フフ♪

マリモさん (2013年1月6日)

まろんさんこんにちは♪

人形の中でも日本人形には畏れを抱いてしまいますよね。
色々な人の手をわたってきた日本人形にはこういうこともありそうだなぁと物語にすんなり溶け込んでしまいました。私もりかさんならほしいなぁ~。
梨木さんの書かれる自然に溶け込んだ暮らしが素敵で憧れます。

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