シリーズ第2弾。
青森の山奥の村に伝わる100年に一度目覚めるという神と、そこで行なわれる怪しげな祭り。
2作目になり、メインのキャラクターが定まってきた感じ。透子は前作から男らしかったけど、ますます磨きがかかっている。それに反して、常に泰然としていた龍の弱い部分が見える。ライラや透子、気を許した者にだけ見せる龍の人間くさいとも言える素の姿が微笑ましい。
キリスト教に津軽の土着の神が絡み合い、何が何だか分からなくなってくるけど、どこまでもオカルトっぽい、妖しい雰囲気は好きなので良しとしよう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・篠田真由美
- 感想投稿日 : 2017年9月12日
- 読了日 : 2017年9月12日
- 本棚登録日 : 2017年9月10日
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