Yの悲劇 (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (1959年8月30日発売)
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感想 : 129
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海外ミステリー名作中の名作だから今更という気もするけれど、久々に再読。

序盤から細かい伏線が散りばめられ、最後にきちんと回収している点に、ミステリーとして非常にフェアな印象を受ける。レーンが最後の最後まで種明かしをしない姿勢には若干イラっとするけど。特に凶器にマンダリンを使った理由の解釈は秀逸。
翻訳もの特有の読みにくさや、時代の違いからくる分かりにくさはあるけど、ドルリー・レーン四部作の中では一番好み。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・海外
感想投稿日 : 2016年12月22日
読了日 : 2016年12月22日
本棚登録日 : 2016年12月20日

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