上野とはどのような街なのか、時間をかけた取材は読みごたえがあった。そして何よりこの清濁併せ呑む上野という街を、この3人と歩いているような気持ちになった。
アメ横、九龍城ビル、男色、美術館、宝石店、不忍池、動物園、パチンコ、キムチ横丁。
様々な要素が綯い交ぜとなり不思議な魅力となった上野には、今日も多くの人が集まる。なぜ足が向かうのか?それは本書を読んだだけでは分からない。勝浦編集長が「街自体が何かを持っているような気がする」と言うようにそれを体感して初めて街の魅力に気づくのだろう。
行こう、上野へ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年9月22日
- 読了日 : 2024年9月22日
- 本棚登録日 : 2024年9月22日
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