乙嫁語り 5巻 (ビームコミックス)

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本棚登録 : 3115
レビュー : 248
著者 :
マルメロさん まんが   読み終わった 

この方の作品は、総じて文化だったり生活だったり動物だったり女体だったりを「好きで好きで仕方ない」という思いで描かれているようで大好きです。

わがままが過ぎて少し先が心配になるけど、双子ちゃんの結婚式良かったですね。

お婆ちゃんのお話も格好良くて好きですが、手負いの鷹の話にどうにも打ちのめされてしまいました。
ヤキモチ焼いちゃうカルルクさんも可愛いし、相変わらずの仲良し夫婦はとても微笑ましいんですけど。
そんな中で「このまま空も飛べず人の手からエサをもらって それでは命あっても生きているとは言えません」と言ったアミルさんの言葉は、なんとも冷や水を浴びせられたようでした。
前作エマの中でアデーレさんが「生きたといえるだけの人生を生きられたのか 生きたと言えるような人生を生きたいから やったと言えるだけの事をやりたいのよ」というようなことを言っていたのを思い出しました。
もちろん生きてることはそれだけで素晴らしいし、「生きてるだけで丸儲け」なんて言葉も大好きなんですけど。
なんかね、だけどそれだけじゃねえだろって、こうもはっきりと厳しいことを言ってくれるのに出会ったのが久しぶりで「ああ、私はこんな厳しいことを誰かに言い切って欲しかったのだな」とさえ思ったのです。
そして、この作者さんにとってはきっと「描く」ことが生きることなのではなかろうかと、勝手に推測してみたり。。

自分が生きて行く上での戒めとして、この先も時折読み返したいなと思いました。

レビュー投稿日
2013年4月12日
読了日
2013年3月12日
本棚登録日
2013年4月12日
3
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『乙嫁語り 5巻 (ビームコミックス)』のレビューへのコメント

猫丸(nyancomaru)さん (2013年5月23日)

「冷や水を浴びせられたようでした。」
色々と忘れているコトを思い出させて呉れる。マンガ家さんだと思う。
逆説的だけど、命の大切さ尊さを伝える素晴しい挿話でした。

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