タイトルに「政治学」と書いてありますが、現代国際社会および、その中の日本について考えるための入門書、とも言えるかもしれません。思想史的なアプローチや、いわゆる「古典」を紹介しながらの論考がよいところだと思いました。「です」「ます」調で書かれており、読みやすいという点もいいところです。
個人的には、最後の「あとがき」で展開される、「人文科学は役に立たない」という認識に対する著者の反駁に共感を覚えました。
(読了:2006年7月4日)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
人文社会科学
- 感想投稿日 : 2019年8月12日
- 読了日 : 2019年8月12日
- 本棚登録日 : 2019年8月12日
みんなの感想をみる