フェミニズムはみんなのもの 情熱の政治学

  • エトセトラブックス (2020年8月12日発売)
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本棚登録 : 593
感想 : 26
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まじで良かった。コレ人類みんな読んでほしい。自分とその周りの人のために。
色々と誤解されてきたフェミニズムやけど、この本でちゃんと誤解が解けた。

『フェミニズムとは、性にもとづく差別や搾取や抑圧をなくす運動』

てっきり女性関連のことだけ書かれてるんやと思ってたけど、人種差別やルッキズム、階級格差とかについても書かれててめちゃくちゃ勉強になった。
何が問題って、帝国主義・白人至上主義・資本主義な家父長制なんだね。なるほど!

色んな過ちがあったからこそ説得力に厚みがあった。
反例を示しながら書かれてたので、これからの運動は比較的迷わず進んでいけると思った。

「夏物語」や「きみは赤ちゃん」、「裸足で逃げる」などで抱いたモヤモヤとか怒りが正しく消化されていく感じがした。負の感情から一歩進むための知識を授かった。

就活までに読みたい本③

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年3月6日
読了日 : 2022年3月6日
本棚登録日 : 2022年1月18日

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