この話は根岸肥前の守と力丸姐さんの絆の物語だと思った。
そして、祖父と孫ほど歳の離れたふたりが
お互いに魅かれ合う理由も何となくわかった気がした。
話的には荒唐無稽だったが、実際に吉原炎上計画が実行されなくてよかったと思う。
過去の栄光が失われるくらいならこの身諸共無くしてしまえ、という気持ちは
正直解らなくもない気はするが、それはやっぱり狂気なのだろうと思う。
三浦屋さんとおけいさんはそういう意味では哀れだった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2013年11月2日
- 読了日 : 2013年10月26日
- 本棚登録日 : 2013年10月27日
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