直木賞受賞作品
しかし、読みにくい。そして個人的な評価はいまいち(笑)
下巻では、狙われている蛍雪山岳会のメンバを守り、マークスを捜索する警察が描かれています。
これまた警察内部の内部抗争により捜査情報が共有できなかったり、圧力かけられたりとうんざりするような描写が続きます。
よくよく考えてい見ると、本書は警察小説の最高峰と言われているので、そういった警察内部の描写がポイントなのかもしれません。
だとすると、もう十分(笑)
警察小説ならば、他の警察小説の方がよっぽど面白いと思います
そんな中、いよいよ、上巻で描かれた事件や、暁成大学OBが隠していた秘密が明らかになります。
しかし、これが遺書と形で明かされています。
これは、ずるくないですか?
捜査でわかるのではなく、かかわっていた人の告白でわかっちゃうのってなんだかなって感じです。
さらに、一番もやもやするところは、なぜマークスがそのOB達を殺そうと思ったのか、その動機です。
明確に読み取れませんでした。
恐喝しようとして自分が狙われたから?
そもそも暁成大学OB達が隠そうとした秘密や、上から圧力がかかっていた理由づけも腹落ちしないです。
ということで、スッキリ終わらないところが、不満な物語でした。
読むのにめちゃくちゃ時間がかかってしまいました!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2018年3月11日
- 読了日 : 2018年3月11日
- 本棚登録日 : 2018年3月11日
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