水無川 (集英社文庫)

3.09
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本棚登録 : 68
レビュー : 13
著者 :
masatoさん ミステリー   読み終わった 

重いテーマの物語
児童虐待、犯罪被害者と重いテーマを重く描いてます。

ストーリとしては、担任した児童が親の虐待で死亡し、教師を辞めた主人公。そしてその恋人は娘への暴力を止められず、娘は児童保護施設でそれぞれ別れて暮らしています。
そんな二人の関係に、現れたアパートの隣に住む謎の男。
この翳のある男の正体は?
その男の過去にあった事件とは?
その秘密とは?
といったところで、なぜか、主人公がずんずんその男の過去と秘密を突き止めていきます(笑)

結局謎の男は、過去に奥さんと子供を未成年に殺された被害者。そして、癌に冒された自分の死期までに、犯人に復讐を果たすべく、犯人が出所するまでの9年もの間、その為だけに生きて来ました。
そして、そんな過去と彼の決意を知ってしまった主人公とその恋人。

いよいよ犯人が出所したそのとき、復讐を果たす事が出来るのか?主人公と恋人とその娘がとった行動は..

正直、自分としては納得のいかない結末でした。
どうせなら、そのまま救われない形で終わってしまってもよかったのでは、と思います。
最後の最後で救われた物語となっています。
どっちが主人公なのかわからない物語(笑)

果たして、自分自身がこの男のような立場になったらどうするのでしょう?
間違いなく、この男と同じ行動をとるでしょう。

考えさせられる物語でした

レビュー投稿日
2017年12月30日
読了日
2017年12月30日
本棚登録日
2017年12月30日
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