ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー (新潮文庫)

  • 新潮社 (2021年6月24日発売)
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以前から、気になっていた本。
小説かと思って手にとったら、ノンフィクションのエッセイでした。

しかし、母と息子のストーリなわけですが、この息子すごい。
こんなしっかりした考え方をもった子供ってびっくりです。

さらに、イギリスで人種差別や格差問題が当たり前のようにあるのが驚きでした。
日本では、幸か不幸か経験できないことだと思います。
そういった状況下で日々を生きているこの親子、この息子がやっぱりすごい。芯が通っているというか、物事を多角的に見ることができるというか..

軽い問題から奥深い問題まで、正面から向き合っていると感じます。

さらに自分自身、本書を通して勉強になることばかり。
とくに、エンパシーとシンパシーの違いはとても為になりました。
この息子さんみたいにエンパシーを語れない(笑)

また、イギリスではLGBTQ教育や性教育もしっかりされているのね。
日本ってどうなんだろ。

60万人が泣いて笑って感動したとありますが、ベストセラーになるのは頷けました。

お勧めです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会・政治
感想投稿日 : 2024年12月21日
読了日 : 2024年12月21日
本棚登録日 : 2024年12月21日

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