パラレルワールドミステリー
しかし、重く、辛く、自己否定の物語。読後感にいやな感じが残ります。
気分が落ち込んでいる時にこの本を読んではいけません(笑)
ストーリとしては、亡くなった恋人を追悼するために訪れた東尋坊で、主人公はパラレルワールドに陥ります。
そのパラレルワールドでは、自分は生まれておらず、その代わりに姉が存在する世界。
無邪気に自分の世界と姉の世界の違いを確認し始めましたが、徐々にその違いに驚愕していきます。
同じような事件、事象に対して、自分がとった対処と姉がとってきた対処。その対処の違いがこんなにも違っていて、姉の世界の方が良い結果を生んでいる。
自分は生まれない方が良かったのか。
自分自身がその世界のボトルネックと気が付いてしまった時の残酷な現実。
これでもかと、その違いを見せつけられた主人公は絶望の気持ちを持った途端、元の世界に戻されます。
元の世界で主人公が最後に取った行動は?
という展開。
そして、その最後の行動は、記載されていません。
私達読者に解釈が委ねられています。
希望か絶望か...
難しい物語となっています。
なんとも読後感が良くありません。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2018年6月23日
- 読了日 : 2018年6月23日
- 本棚登録日 : 2018年6月23日
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コメント 3件
5552さんのコメント
2018/06/23
5552さんのコメント
2018/06/23
masatoさんのコメント
2018/06/23