果てしなき渇き (宝島社文庫 577)

著者 :
  • 宝島社 (2007年6月1日発売)
2.96
  • (77)
  • (230)
  • (444)
  • (242)
  • (94)
本棚登録 : 3562
感想 : 445
2

気分が悪くなる物語
第三回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作品
映画にもなった作品ですが、よく、これを映像化したものです!
暴力+いじめ+レイプ+ドラッグ+売春+殺人などなどダークな世界が満載のバイオレンス+ミステリー

ストーリとしては、
部屋にドラッグを残して失踪した娘加奈子を追う、元刑事の父親の藤島。
娘を追いかける藤島の狂気が恐ろしい。
暴力、レイプ、ドラッグ、拳銃何でもありです。
そして、徐々にあきらかになる娘の輪郭。さらに深まる謎。
娘はいったい何者なのか?
今も生きているのか?
救い出すことができるのか?

一方、三年前の物語も並行で進みます。級友からいじめにあっていた尚人は自分を助けてくれた加奈子に恋心を抱きます。加奈子を慕って参加した場所で待ち受けていたものとは?
ここからも加奈子の正体が徐々に浮き彫りになっていきます。

どちらも、これでもかというぐらい残虐で嫌悪感満載のシーンが続きます。そんな中で、登場人物のだれも理解ができません(笑)みんな狂っています

そして、いよいよ衝撃の結末へ
といった展開です。

グロが好きな方にはお勧め
一般の方にはお勧めしません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2020年6月14日
読了日 : 2020年6月14日
本棚登録日 : 2020年6月14日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする