一般書にしては、緻密な考証で、西洋中世の神学をどうアリストテレスと折り合いをつけるかが焦点です。具体的には、アンセルムス、トマス・アクィナス、ドゥンズ・スコトゥス、ヨハニス・オリヴィを扱っています。それぞれの論証の過程がとてもおもしろいです。でも、この著者はキリスト教徒ではないそうです。
日本との比較の視座を入れるなら、どうして「わび」「さび」になるのか、わからないです。むしろ「空」の「実体」がないということとの比較の方がわかりやすいのに。
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カテゴリ:
キリスト教
- 感想投稿日 : 2015年3月1日
- 読了日 : 2015年3月1日
- 本棚登録日 : 2015年3月1日
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