文庫版 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫)

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本棚登録 : 4019
レビュー : 285
著者 :
masarivieraさん  未設定  読み終わった 

京極さんの最高傑作は「魍魎の匣」だと思っているが、一番調子に乗っていたのは、この本が出たころじゃないのかなという気がする。
何しろ次はもっと、もっと、と期待させるシリーズだし、作者もそれに応えるべく、内容も本の分厚さも際限なく膨らんでいった。
大風呂敷もここまで広げたか、と感嘆するしかない。
さすがに広げすぎて、たたみ切るのに苦労したか。
ミステリー的要素がやや弱く感じるから始末のつけ方に不満も残る。
それでも面白い。
これだけのストーリーテラー、文章の使い手はちょっと他にはいないなあ。
センテンスが突き刺さる。
中禅寺の奥さんが、すっくと立ち、「猫も連れて行きます」
こういうところがたまらん。

レビュー投稿日
2019年6月16日
読了日
-
本棚登録日
2019年6月16日
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