カフカくんと同じ15歳で『ノルウェイの森』に出会い、それ以来彼に魅せられ続けて自身も作家になったという著書。村上春樹について書くのは「ただそうしなければならなかったから、そして、どうしてもそうしたかったから」とのこと。
村上春樹の過去の著作、インタビューから引用して、彼と自分自身の来し方を記している。
ウイットに富んだジャズ同好誌上でのQ&Aなど、目にしたことのない情報も多く、楽しく読んだ。
翻訳されていない、村上春樹について書いた前著で、本人の事務所にこういう本を出してよいかと問い合わせた時の緊張感が描かれていたが、快く認めてくれたとのこと。
村上春樹という人は、きちんと誠意を持った依頼はそうと感じ取って対応する人のようで、それは僕自身も経験したことなので、よく理解できた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2022年11月20日
- 読了日 : 2022年11月20日
- 本棚登録日 : 2022年11月20日
みんなの感想をみる