うろん紀行

  • 代わりに読む人 (2021年8月12日発売)
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感想 : 5
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版元の紹介文によると、

「わかしょ文庫さん(著者名である)が小説を読み、どこかの駅へ出かけ、何かを思う」エッセイ集。

文章では著者がいくつか分からなかったのだが(力道山を知ってたし)1991年生まれとのこと。

玉ノ井(『濹東綺譚』の舞台、かつての私娼窟)へ出掛けていく話と、コストコで本を読む(!)試みが印象に残る。

僕も旅先でその地について書かれた小説やエッセイを読むのが好きで、ベトナムで林芙美子『浮雲』を読んだりした。「なんで俺は旅行に来てこんなドロドロの不倫小説を読んでるんだ」と気が滅入ったが、思い出す景色や体験と小説が結びついて忘れ難い思い出となった。

後書きで書かれていた、芥川龍之介が生涯で読める本の冊数を計算して絶望したというエピソードを読んで、一緒じゃん、と思ったけどレベルが違うよな。

それと、一番行きたい、読みたいと思った場所と本は、河口湖と『富嶽百景』でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年8月9日
読了日 : 2021年8月9日
本棚登録日 : 2021年8月9日

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