本の中で、「相手のために」の裏に「自分の支配下に置いておきたい」気持ちがあるケースがあり、それは良くない、というような指摘がありますが、それは、上下関係の人間関係を否定し、フラットな関係を推奨するという考え方がベースにあるのだと思います。
なぜ上下関係の人間関係を否定するのかというと、それは、アドラーの生きた時代を踏まえて考えると、戦争につながる社会を産むから、ということなのかなと思われます。
ただし、現実としては、人間の歴史は戦争の連続で、戦争がなくなる気配はまだまだないので、この前提は、理想主義的、とも思います。
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- 感想投稿日 : 2017年4月11日
- 読了日 : 2017年4月11日
- 本棚登録日 : 2017年4月11日
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