殺人者の涙 (Y.A.Books)

  • 小峰書店 (2008年12月1日発売)
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本棚登録 : 111
感想 : 26
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 図書館でとても気になって借りてきた本。レビュー書かずに返してもうた。ギャア。うろ覚えになってしまうけど、とてもいい本でした。

 舞台はチリのほぼ南端、プンタ・アレナス。天使と歓喜の名を持つ殺人者アンヘル・アレグリアと、彼に両親を殺された少年パオロの共同生活がはじまる。そこへ裕福な青年ルイスが加わる。ストーリーは心底うろおぼえです。でも超いい本だったよ! 信憑性ないな!

 ストーリーは結構忘れているが、何を思ったかは少し覚えている。
 少し前に読んだ『童話物語』に、「変われるってことはいつでも可能性があるってこと」的な言葉があった。どうしようもない凶悪な犯罪者だったアンヘルは、パオロに出会って変わることができた。
 だけど、アンヘルが生まれ変わったなんて、誰も知ることはできなくて、あの結末をむかえてしまう。
 人が人を裁いて、命を奪うっていうのはやっぱり重いことなんだな、と思った。

 あときこりのじいさんの木材がアレになったくだりはズゴーンときた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外文学:フランス語
感想投稿日 : 2013年10月1日
読了日 : 2013年8月9日
本棚登録日 : 2013年8月9日

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