図書館でとても気になって借りてきた本。レビュー書かずに返してもうた。ギャア。うろ覚えになってしまうけど、とてもいい本でした。
舞台はチリのほぼ南端、プンタ・アレナス。天使と歓喜の名を持つ殺人者アンヘル・アレグリアと、彼に両親を殺された少年パオロの共同生活がはじまる。そこへ裕福な青年ルイスが加わる。ストーリーは心底うろおぼえです。でも超いい本だったよ! 信憑性ないな!
ストーリーは結構忘れているが、何を思ったかは少し覚えている。
少し前に読んだ『童話物語』に、「変われるってことはいつでも可能性があるってこと」的な言葉があった。どうしようもない凶悪な犯罪者だったアンヘルは、パオロに出会って変わることができた。
だけど、アンヘルが生まれ変わったなんて、誰も知ることはできなくて、あの結末をむかえてしまう。
人が人を裁いて、命を奪うっていうのはやっぱり重いことなんだな、と思った。
あときこりのじいさんの木材がアレになったくだりはズゴーンときた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外文学:フランス語
- 感想投稿日 : 2013年10月1日
- 読了日 : 2013年8月9日
- 本棚登録日 : 2013年8月9日
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