教育再定義への試み (岩波現代文庫)

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本棚登録 : 83
レビュー : 8
著者 :
ますく555さん エッセイ   読み終わった 

著者の鶴見さんの半生を振り返りつつ、教育というものの真の意味にたどり着こうとする論考エッセイです。むずかしい言葉でがちがちになっていなくとも、ちゃんと物事の深みを表現して伝えることができるという良い見本のような文章でした。むずかしいことはむずかしいという部分はあるのですが、時間をかけて読むことできっとイメージはつかめるという感覚。巻末の芹沢俊介さんの解説を読むと、ああそうか、とそれまで読んできた言葉がすっと胸に入ってクリアになります。まず、痛みによる教育の試みだといいます。痛みは身体的なものも心的なものもどっちも。そうして、著者が自分で経験した痛みからくる教育を披歴していく。そこで読者は、著者の経験に自分の経験や記憶を照らし合わせて、自分の内に著者の考えを落としこんでいくことになる。

レビュー投稿日
2015年5月2日
読了日
2015年5月2日
本棚登録日
2015年5月2日
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