扉の外II (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2007年5月10日発売)
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本棚登録 : 502
感想 : 34
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前作の続き だけど主人公も違うし、ゲームも違う

前作は「集団心理って怖ぇ」だけど、今回は「女の集団って特に怖いぇ」と思う(笑)

ゲームの説明は明らかに何かを隠そうとしているのがありありとわかる
ゲームの展開はそんなにトリッキーな方法があるわけではないので、要所要所のみ面白い

暴力的な行為もあり、アクションの部分もあるけど、そんなに面白いわけではない

今回描かれる人間模様はヒエラルキー
前作はサークルの概念が主眼だけど、今作はそれがより鮮明になって階層構造が強調されている

ところで、あのゲームのルールだと、勝つ可能性があるのはとある立場の人だけで、他の人たちは勝つ方法がなくない?
ま、持たざるものが唯一救われる可能性があるという示唆か?

次巻で完結らしいので、それに期待

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年8月31日
読了日 : 2013年8月30日
本棚登録日 : 2013年8月30日

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