私の好きな歌人のひとり、河野裕子さんの遺歌集。
やはり歌のほぼすべてが死を意識したものになっている。
死を意識した人はずっとこういうことを考えているのかと思うととても寂しくなる。
死を見つめながらも素直にその感情を綴った歌集は、最期まで少しでも多くの言葉を残そうとする河野さんの生き方を表していると思う。
とても良い本だけど、少し余裕のあるときに読まないと辛いかもしれない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年12月18日
- 読了日 : 2011年11月28日
- 本棚登録日 : 2011年11月28日
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