利権聖域 ロロ・ジョングランの歌声 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年4月25日発売)
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本棚登録 : 55
感想 : 11
4

国際協力(ODA)の裏側・矛盾を浮き彫りにしつつ、主人公が従兄弟の死の真相を解明していく物語。
過去にはODAにおける談合や裏金は暗黙の了解であり、業者側はそれを必要悪であったというスタンス語る場面があるが、それなりの説得力があった。
「必要悪」について考えるきっかけとしたい。
前半の様々な伏線が後半次々と明らかになっていき、一気に読み切ってしまった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2012年5月21日
読了日 : 2012年5月20日
本棚登録日 : 2012年5月21日

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