潘一番の臆病者の伊藤七十郎が主人公。
家老を暗殺するように命じられ、暗殺にいくも、川が反乱し家老までたどり着けない。川が静まるまで、近くの宿に泊まることとなり、いろいろ巻き込まれ、助け助けられで進んでいく話。
葉室作品は毎度登場人物が多く把握しきれなくなるのは何故だろう。宿の中の話が一番面白く、お若を人質に取られたあたりが一番おもしろかった。
最後は針や手裏剣を駆使して爽快に終わってほしかったが、時代背景なのか七十郎のせいなのか、もたもた感が半端なかった。
最後に約束は守らねばと自分に言い聞かせるように七十郎が思っていたのはおもしろかった。
葉室作品のタイトル通り川明かりについても説明があったが、他の作品ほど印象に残らなかったのが残念。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年8月17日
- 読了日 : 2016年8月17日
- 本棚登録日 : 2016年8月17日
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