ハリネズミと狐――『戦争と平和』の歴史哲学 (岩波文庫)

  • 岩波書店 (1997年4月16日発売)
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感想 : 10
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ハリネズミと狐。最初なんのことかと思いながら読んだが…
歴史にある一定の法則はない。誰かが指揮して歴史が動くわけではない。ナポレオンの滑稽を見よ。
第六章、科学と現実感覚、事物の間の永久的な関係
第七章、われわれは、われわれの理解力を越えた大きな構図の一部である。フランシス・ベーコンの4つのイドラと似た話。思考の限界と世界の構造の限界。
トルストイは、ハリネズミでありたいと熱望した狐であり、最期まで葛藤と苦悶の中にあった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年7月10日
読了日 : 2022年7月10日
本棚登録日 : 2022年7月10日

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