赤子の手を捻るように、いともた易くイアーゴーに心をコントロールされ誤った道を急ぐオセロ。結婚直後の愛する妻デズデモーナの真実の言葉を疑うオセロは、一枚のハンカチで疑惑を深め、部下キャシオーの死に対する妻の一言で確信を得る。犯行に至る心理的経緯や、黒人に対する偏見や差別の時代的背景については、訳者あとがきに詳細に記されていて、読了後に改めて新たな感慨に浸れました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
英文学
- 感想投稿日 : 2021年9月30日
- 読了日 : 2018年9月4日
- 本棚登録日 : 2018年9月1日
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