明治初頭の函館・東京・横浜が舞台。英語の通訳(通詞)を志す青年と、訳あってアメリカ人貿易商の妻となり居留地に住む女性の物語。
おーもーしーろーいー!
維新後の激動の時代に、西洋風の新しい文化や生き方を受け入れつつも、御一新前の江戸に対する強い思い入れもあり、その中で日々模索している主人公たちの心情が生き生きと描写されています。
あとがきにありましたが、こんな名作に重版がかからないなんて・・・、昨今の出版業界はキビシーのだなぁ。
こないだの「本の雑誌」の特集にもあったけど。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2011年12月5日
- 読了日 : 2011年12月5日
- 本棚登録日 : 2011年12月5日
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