銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫 た 43-1)

著者 :
  • 幻冬舎 (2010年8月5日発売)
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本棚登録 : 3828
感想 : 538
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大坂の商店主に命を救われた武家の少年が、一人前の寒天問屋として、幾多の苦難を乗り越えて大成していく。某たなぞう先輩のオススメにより読んでみましたが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、お、お、面白かったぁ〜・・・・・。感動した!文句なし、ぶっちぎりの★×5です!思わずイッキ読みしてしまいましたぁ。(ちょっと、もったいなかった気も・・・)父親の非業の死にはじまり、度重なる火災、などなど幾多の苦難を乗り越えて人間として素晴らしく成長し、また相思相愛の相手とも苦労を乗り越え無事結ばれ、ラストは涙涙・・・の大団円でありました。また、主人公を支える周りの人々の、なんとまあ素晴らしいこと!旦那さんも番頭さんも丁稚仲間も寒天職人さんも近くの店の人も生まれ故郷の人も挙句は父親の仇の人もあのヒトもこの人も、ホントに良い!いや〜、読了後の余韻が心地よい。久々に心の底から晴々とする本を読んだ気がします。高田センセ、えらい!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2010年11月12日
読了日 : 2010年11月12日
本棚登録日 : 2010年11月12日

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