どこかの半島を舞台にした、現代で蔑まれている猿人間の伝説の真実を描いた物語。
実際は天才的な才能を持つ人物であり、真実の出自も誉高いのに、彼を取り巻く人達のせいで生まれながらに悲運。
最初さえ違えば才能を活かして全く違う人生だったのだろうなぁと思うと最初のきっかけを作った狂気の母親が許せない。
後世で蔑まれることが分かっているだけに、真実はそうではなかった事が語られても、結局大筋はその歴史の通りになってしまい、救いがないように感じた。
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- 感想投稿日 : 2010年10月22日
- 読了日 : 2010年10月22日
- 本棚登録日 : 2010年10月22日
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