ぼくには ことばがない
きみに かける ことばがない
この言葉ではじまる絵本。
災害にあったり
おもいがけない出来事にあった
そんな人に接したとき、
人はかける言葉がなくなってしまうものではないでしょうか。
それでも…
と内田麟太郎さんは詩を書かれました。
そして、絵は
うえだまことさん。
落ち着いた色彩で
ほのぼのとした絵が
言葉に寄り添うようです。
沁みてきます。
先日、
義姉が亡くなりました。
憔悴しきった兄に、
私は今、かける言葉が見つかりません。
私はここにいるからね、
ここにいて、
兄さんが悲しんでいることを
知っているからね、
そんな思いを伝えられずにいます。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2022年5月15日
- 読了日 : 2022年5月13日
- 本棚登録日 : 2022年5月13日
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