2016年以来の再読。
自分の価値観だけで他人をジャッジし家族をコントロールする主婦のJoan
結婚し他国に暮らす娘を訪ねた帰り、列車に乗り遅れ砂漠の中にあるレストハウスで数日を過ごすことになる。何もすることがなくなり自分について考える時間を得たJoanは、それまで自分が信じていた世界に疑問を持ち始める。農業をやりたがっていた夫を弁護士にしたのは間違っていたのか?駅で彼女と離れるときにせいせいしていたように見えたのは気のせいか?子供たちは自分に愛情を持っているのか?気の毒と思っていた友人は本当に不幸せだったのか?
内省を繰り返し、新しい自分に生まれ変わった、これからは夫を大切にして生きていこうと誓い自宅に戻るJoanだったが…
過干渉系毒親の典型といえるようなJoanがだんだんと自分の過ちに気づく過程もよいが、最後がぞっとする。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
洋書
- 感想投稿日 : 2022年5月6日
- 読了日 : 2022年5月6日
- 本棚登録日 : 2022年5月4日
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