恐るべき嗅覚を持ち自身には臭いを持たない男はその能力で香りを支配する。究極の香りを求めて行き着いたのは恐ろしい計画だった。
読んでいるだけで臭いや香りが想像できるよう。文学的で大袈裟な表現が多い。ストーリーは美しさとグロテスクさが同時に存在してめくるめく香りに圧倒されたり、嫌悪を憶えたりと忙しい。独特の雰囲気があるのでハマる人はハマりそう。
純潔の乙女のくだりは花を摘んで香水にする過程のメタファーでもあるなとも思ったりいや変態だろうと思ったり。きれいだがキモいというのが正直な感想。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
洋書
- 感想投稿日 : 2022年11月30日
- 読了日 : 2022年11月30日
- 本棚登録日 : 2022年11月4日
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