What Alice Forgot: From the bestselling author of Big Little Lies, now an award winning TV series

  • Penguin (2010年5月27日発売)
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感想 : 1
5

目が覚めたら10年後。アリスはジムでのエクササイズ中に頭を打って気を失う。目が覚めた時、そこから10年前までの記憶がすっかりなくなっていて、自分は29歳で妊娠中だと思い込む。しかし現実は39歳で3人の子供のママであり、あんなに愛し合っていたはずの夫とは離婚の危機で親権について争っている最中だという。さらに頼りの姉や友人もなぜか彼女に冷たい。10年の間に何があったのか?アリスは記憶がないまま現実に対応しようとするが…
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ワンオペでしんどい中の夫の態度にイライラ、子供のスケジュール管理に宿題に兄弟喧嘩にエンドレスの話に疲労困憊、そりゃあシャイで可愛い奥さんも鬼になるよな、というのがよくわかる話だった。救いは記憶を失っていた間に、幸せな時もあったと気づいたこと。10年で人間ってこんなに変わるのかと思ったけど自分もそのくらい変わってるw
人間描写や会話がとてもリアルで読んでいて「あるあるある」と何度もなった。ママ友や義理家族との距離感も絶妙に描写されている。天才か。

あのころの可愛い奥さんを求めて嘆く旦那さんも、毎日忙しくて目が回りそうな奥さんも、これから結婚して幸せな家庭を築きたい若者も、すべてを通り越して達観した世代もみんな読んでほしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 洋書
感想投稿日 : 2022年12月6日
読了日 : 2022年12月6日
本棚登録日 : 2022年11月2日

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