心から人に優しくできる人になるには時間がかかる。それは今まで生きてきた短い人生からも理解できる。
何故、人に優しくなれないのだろうと思うときには大抵周囲に嫉妬しているか、羨ましく感じている。そのことを跳ね除け感じさせないほどに心が満たされている人にはまずこの感情は起こらない。
本書でもそのことが触れられていた。心に入り込む余裕があるから、人を悪く思うのだと。自分に嘘をつかず、素直な気持ちでただまっすぐと思う方に心が向いている人にはまずその感情は起こらない。
私は人に優しくなるために、一番必要なことは自分が幸せになることだと思っている。方法は何だって良いのだろう。音楽を聞いたり、旅行をしたり、本を買ったり。
自分よりも他者に目がゆくのは、自分にはない何かがあるとか、より良い状況にあるように感じるからだろう。自分が幸せになっていない明確な証拠である。
幸せで満足していると感じなければ、不満を持ち他人に優しくなれないのは当然だろう。他者に優しくしたいなら、まず自分が幸せにならなければならない。他者に優しい人は自分が幸せになることを叶える、自分に優しい人である。
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- 感想投稿日 : 2018年11月18日
- 読了日 : 2017年10月21日
- 本棚登録日 : 2017年10月21日
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