(2007/6/10)
本気で言いたいことがある 国家の品格みたいな調子で、今の日本を嘆いた文章が続く。
これはまあこれでよし。
最後の1章が気に入った。さだまさしの挫折をつづっている。長崎の天才バイオリン少年が東京で音楽高校受験に失敗し、失意の中でギターに目覚め、加山雄三をひき、曲を書き始め、アルバイトで体を壊し長崎に帰り、グレープが誕生、精霊流しが大ヒット。再び体を壊しソロになり、雨やどり、関白宣言、、、印税で映画「長江」を撮り数十億円の借金、、、。
長崎8・9で毎年コンサートをやるようになり、加山雄三にボランティアで参加してもらい、泣けた、、、。
人生45でかためようと思ったらしいが、それも通り越していまは60でいいとおもってるとか。いま54かな?
人間くさくていいじゃないですか。ねぇ。
最後に一番いいせりふがある。
過去は、未来が変わることで変えられる。
事実は変わらないが、過去の持つ意味合いは、劇的に変えることが出来る。
私の相続を勉強しようとしたのがきっかけで学び始め、中途半端におわった資格取得も、昨年の転職では役に立った。
そういうものかな。
人生、頑張りたいですね。
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- 感想投稿日 : 2024年6月11日
- 読了日 : 2024年6月11日
- 本棚登録日 : 2024年6月11日
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