本気で言いたいことがある (新潮新書)

  • 新潮社 (2006年4月20日発売)
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本棚登録 : 265
感想 : 36
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(2007/6/10)
本気で言いたいことがある 国家の品格みたいな調子で、今の日本を嘆いた文章が続く。
これはまあこれでよし。
最後の1章が気に入った。さだまさしの挫折をつづっている。長崎の天才バイオリン少年が東京で音楽高校受験に失敗し、失意の中でギターに目覚め、加山雄三をひき、曲を書き始め、アルバイトで体を壊し長崎に帰り、グレープが誕生、精霊流しが大ヒット。再び体を壊しソロになり、雨やどり、関白宣言、、、印税で映画「長江」を撮り数十億円の借金、、、。
長崎8・9で毎年コンサートをやるようになり、加山雄三にボランティアで参加してもらい、泣けた、、、。
人生45でかためようと思ったらしいが、それも通り越していまは60でいいとおもってるとか。いま54かな?

人間くさくていいじゃないですか。ねぇ。

最後に一番いいせりふがある。

過去は、未来が変わることで変えられる。
事実は変わらないが、過去の持つ意味合いは、劇的に変えることが出来る。

私の相続を勉強しようとしたのがきっかけで学び始め、中途半端におわった資格取得も、昨年の転職では役に立った。
そういうものかな。

人生、頑張りたいですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年6月11日
読了日 : 2024年6月11日
本棚登録日 : 2024年6月11日

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